しんやさとしの綴記

就活に失敗し、理系院生となった僕が、web企業に文系就職する話と、してからの話。就活生はsiiniusという就活支援サイトもご覧あれ。

ブラック企業の社長にインタビューした話

 

「さとし社長、こんにちは。今回は『ブラック企業社長の本音』ということで話を伺いたいのですが、大丈夫でしょうか?」

 


「こんにちは。全然大丈夫ですよ。あ、名前と企業名は実際の記事では伏せといて下さいね。笑」

 


「承知しております。笑 それでは早速ですが、さとし社長の会社は具体的にどのようなところがブラックだと自覚されておられますか?」

 


「色々ありますが、、まず残業代は月10時間までしか出しませんね。それでも仕事が多いので平均で月120時間程度まで社員には残業させてますが。

休日出勤している社員や、オフィスで寝泊まりしている社員もよく見かけます。それでいて給料は同業他社より低いため、いわゆる世間で言うところの『ブラック企業』なんだと思います。笑」



「なるほど。あまり、社員を大切にしようとは思いませんか?」



「思いますよ。会社を経営する上で大切なのはあくまで『人』。これはたぶん、どこの会社でも同じだと思います。だから僕、うちの会社の社員には絶対に失業してほしくないんです。」



「失業??」



「はい。仕事が失くなってしまうこと。要は、会社が潰れてうちの社員が路頭に迷うような事態を絶対に引き起こしたくないってことです。

会社が潰れるって、最悪なんですよ。

僕みたいな経営者は自己責任だからまだいいんですけど、投資家は損をするし、社員は仕事を失くすしで、全然いいことないんです。

例えば、毎日終電まで働いたブラック企業の社員を想像してみて下さい。

その人の会社が突如倒産してしまい、新たな転職先を探さなければならない時、新しい良い職場ってなかなか巡り会えないんです。

『私は以前の職場では持ち前のタフネスを活かして1日14時間働いていました。』

こんなことを言って喜ぶのは、長時間労働を期待しているブラック企業だけ。

ホワイト企業の社員からすれば、『仕事を時間内に終わらせられない要領の悪い人』って扱いを受けるんです。

それで結局、再就職先はブラック企業になることがほとんど。

そんなの、許せないじゃないですか。

だから僕は経営において、絶対に会社が潰れないように利益追求を優先して人件費を安くしているんです。

これが結果的に、うちの社員の将来のためになるなって思って。」



「そうですか。それについて、社員から不満等はありませんでしたか?」



「ありましたよ。『このままでは生活が苦しい』とか、『仕事が楽しくない』とか、見当違いな不満までいろいろ。

ただ、冷静に考えれば生活が苦しいなんてありえないんですよ。

だって僕、社員にプライベートの時間なんてほとんど与えてないんです。残業させまくってるんで。

それで残りの空いた時間にお金使って、生活苦しいなんて、ただ贅沢な生活してるだけじゃないですか。

そんな贅沢な暮らしを保証するのはいくら僕でもできないことなので、社員にはもっとプライベートの時間を削るように言ってます。

また、『仕事が楽しくない』って言ってる社員には、『楽しいことは仕事にしちゃいけない』って言ってます。

よく言うじゃないですか。『趣味は仕事にしない方がいい』って。

あれって、『仕事は誰かに評価されるから』なんですよ。

例えば、イラスト描くのがめちゃくちゃ好きな人でも、それを仕事にすると相手の要望優先なので自分が描きたい絵が描けなかったりします。その上不評を買うと仕事がもらえず、いつしかイラスト描くことそのものが嫌いになります。

楽しいことを仕事にしても、誰かに評価されながらやる以上いつしか楽しくなくなります。

だから、『仕事は楽しくあるべき』なんて間違ってるんです。

こういうことを言ってくる社員には、より辛い仕事を与えて、メンタルを鍛え直すようにしています。」



「わかりました。それでは最後に、企業を経営する上で必要な能力とは何か、教えてください。」



「それはまぁ、『ガツンと怒れること』ですね。怒れない人ってダメなんですよ。やんわりと怒るっていうのは、相手を守ってるんじゃなくて自分を守ってるだけ。

僕の場合、社員がミスをすれば、『ふざけんな!』って言って、ボールペンとか消しかすとか、近くにあるものをとにかく投げます。

それをすることで、社員は本気で反省するし、周りの社員も気を一層引き締めて仕事に臨むんです。

ダメな社員は絶対にダメなままにしない。必ず反省させる。それが僕の経営理念です。

ぜひ、参考にしてみてください。」