しんやさとしの綴記

就活に失敗し、理系院生となった僕が、web企業に文系就職する話と、してからの話。就活生はsiiniusという就活支援サイトもご覧あれ。

2年越しの就活!Part.11 【ベトナムに武者修行に行った話(後編)】

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Part.1はこちら

 

「変態」って言葉の意味がわからないまま、1日が終わる。

 

どんなに考えても自分で答えを出すことができなかったため、翌日に別のアドバイザーと一対一で話をして、この言葉の真意を聞いた。

 

結論から言えば、この言葉の真意は受け取る人によって違う。僕の答えと、アドバイザーの答えと、チームメンバーの答えは違うかもしれない。

 

それでも、そのアドバイザーの考えは僕にとって妙に納得できるものだった。

 

「変態するっていうのは、守ることをやめること

 

人は成長しようとする時、一旦何らかのリスクを支払わなければならない。

 

それは時間だったり、お金だったり、地位だったり家族だったり友達だったり自分だったりする。

 

そうやって何かを犠牲にして新しい能力や考え方を身につける。

 

でも成長っていうのは一気にできるものじゃなくて、最初は小さな小さな成長になることがほとんど。

 

成長する度に、それがわかっていく。リスクを払っても、得られる成長は小さいって。

 

だから気づけばみんな、成長することよりリスク回避を恐れるようになって、現状を維持しようとする。

 

特に自分に子供ができたり、ある程度の社会的地位に立つと、もう新しいことに挑戦するのが怖くなる。

 

守るものが大きいほど、成長しようとしなくなる。成長しようとしないから、守れなくなる。

 

このプログラムで変態、変態って言ってるのは、できるだけ学生に守りをしてほしくないから。

 

守らず、挑戦することを習慣づけてほしいから。」


多少補正がかかっているから、実際にアドバイザーが言った言葉とずれているかもしれないけど、こういった考え方を説明してもらった。


正直、当てはまることが多いと感じた。

 

僕は学生で、社会的地位なんてないけど、それでも自分の評価って大事だ。親からも期待されたいし、友達からもいつものキャラクターで認められたい

 

挑戦なんかして、意識高い系になって、変に評価を変えるより、今のまま無難な性格でいた方が居心地がいい。

 

でも、結果僕は就活に失敗した。

 

守ってきたことが原因かはわからないけれど、大学生活の中で自分の評価を変えるほどの挑戦って、してこなかったと思う。

 

プログラムの中で、「ほんとはこの企画やりたくなかった」って言った人は、自分の評価が変わってもいいと思って言った。だから変態した。

 

僕は新しいことに取り組みはするけど、自分の評価を変えるほどのことはしてこなかった。その結果、得られた成長は小さかった。

 

結局、自分を守ろうとすると成長ってめちゃくちゃ遅い。だからって成長しなくていいやって思うと、後悔する時が訪れる。僕は就活がそうだった。

 

だから日本に帰ったら、自分の評価を変えるくらいの新しい挑戦をやってやる。プランは考えてある。後は実行するだけ。


そしてこの考え方は、その日以降のベトナムでの企画にも役立った。

 

それまで僕達は企画を考えてはお互いにデメリットを言い合って、失敗を恐れて企画を断念していた。

 

もちろんデメリットを考えることも大事だけど、やってみないとわからない、始まらないという企画も多かった。


いわゆるPDCA (Plan-Do-Check-Act)のうち、Planで行き詰まったままで、次のDoに移行することがなかなかできていなかった。

 

どんな企画も、企画段階でデメリットなしのものってなかなかなくて、PDCAを回して初めて良いものが出来上がる。だから失敗を恐れず次のDoをすぐにやっておくべきだった。


それに気づき、対象となるお土産屋の中での小さな違和感に対し、3人全員が改善すべきだと思った箇所を次々と改善し、最終的に僕らはお土産屋の中で今後も存続するくらいの大きな成果を上げることができた。

 

 

ベトナムに来て、大切なことは学んだ。

 

失敗を恐れない。自分の評価とか、気にしない。やりたいと思ったことを、大胆にやる。

 

そうやって僕は、ベトナムを背に、日本に帰国した。